老舗倉庫企業である寺田倉庫が手がけるミニクラは、気軽に利用できる宅配トランクルームとして人気を集めています。
保管環境の良さや低価格など人気の理由がいくつかありますが、「さまざまなプランを選べる」ところもその1つ。
その中でも「布団保管」「本の保管」が気になっている方もいると思います。
今回の記事では、ミニクラの基本プランではなく「布団」と「本」に特化したプランについて解説したいと思います。
基本情報だけでなくメリットデメリットもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
布団保管に関しては、ただ保管するだけでなくクリーニング対応という点が大きなメリットと言えます。
本の保管は、不要になったら溶解サービスを利用できるというメリットもあります。
それぞれの保管サービス内容を知り、賢く便利に利用していきましょう。
ミニクラで本や布団の保管プランを利用するメリットは?
他社の宅配トランクルームの場合、段ボールに自由に詰められる基本プランだけが用意されているケースが多いです。
本も服も布団も同じように段ボールに詰めて送ることになりますね。
一方、ミニクラは、本、洋服、布団といったアイテムごとのプランが用意されているのが特徴です。
しかし、「布団や本に特化したプランだと何が良いの?」「他社と違うミニクラのメリットは何?」と疑問の方もいるでしょう。
ミニクラの布団・本のプランにはどんな良さがあるのでしょうか。
ミニクラの布団・本の保管プランの詳細を解説!クリーニングと溶解サービスがおすすめ
ミニクラは、一般的な荷物以外に、布団や本の保管に特化したサービスがあるのが特徴です。
ここからは、「布団や本に特化したプランだと何が良いの?」「他社とは違いミニクラのメリットは何?」という疑問をクリアにするために、この2つの保管サービスについて詳しい内容を解説したいと思います。
ミニクラの布団保管サービス、本保管サービスの概要と、それぞれのおすすめポイントをご説明しましょう。
布団の保管サービスを解説!クリーニングがおすすめポイント
ミニクラは、主にコンパクトな段ボールに入る荷物を預かる宅配トランクルームでした。
しかし、もっと大きな荷物も預けたいという要望にこたえる形で、2021年4月に布団も入る「ラージボックス」の提供を開始しました。
大きさは幅68cm×高さ38cm×奥行45cmとビックサイズ。布団などの寝具が楽々入る多いさですね。
費用などの詳細は以下になります。
プラン名 | MONOラージ(写真撮影あり) | HAK0ラージ(写真撮影なし) |
月額保管料金(税込) | 600円 | 480円 |
サイズ | 38cm×68cm×45cm | 38cm×68cm×45cm |
アイテム数 | 上限なし | 上限なし |
預け入れ料金 | 無料 | 無料 |
箱単位取り出し料金(税込):1年未満 | 1,320円 | 1,320円 |
箱単位取り出し料金(税込):1年以上 | 無料 | 無料 |
アイテム単位取り出し料金(税込) | 880円 | × |
クリーニングオプション | ○ | × |
このように、布団が預けられるボックスは2種類のプランに分かれています。
どちらもサイズは同じ。アイテム数も上限がないので、何点でもOKです。
違いは、写真撮影の有無です。
預け入れ、取り出し料金は同じですが、この写真撮影の有無により月額保管料金が違います。
「写真撮影あり」を選ぶと、段ボールに詰めた荷物を1点ずつ写真撮影され、WEB上で確認できるようにリスト化されます。
どの寝具を預けたのか忘れてしまいそう…という方はこちらがおすすめ。
さらに、「写真撮影あり」ではアイテムごと管理されるため、布団を1点ずつ取り出したり、クリーニングオプションを利用することが可能です。
布団クリーニングも合わせて利用したい方も、こちらを選びましょう。
「写真撮影なし」を選ぶと、リスト化、アイテム単位の取り出し、クリーニングオプションは不可となります。
そのような要素が必要ない方は、「写真撮影なし」を選びましょう。
月額料金が安いという利点もありますので、サービスやオプションは必要ないから、安さにこだわりたい方は、こちらが良いですね。
どちらもプランも料金は相場よりも安めに設定されていますが、「写真撮影なし」は他社と比べてもとてもお得に利用できるでしょう。
また、1年以上預けていると、箱ごとの取り出し送料が無料になるところも特徴です。
1年以上預けておきたい方は、お得に利用できるでしょう。
おすすめポイント:クリーニングサービスがお得で便利!
ミニクラの布団保管のおすすめポイントは、クリーニングが利用できるところです。
他社の宅配トランクルームでも、大きなサイズのボックスプランがあれば布団を預けることができます。
しかし、寝具対応のクリーニングオプションがついている宅配トランクルームは稀です。
以下が料金一覧になりますのでご覧ください。
アイテム | クリーニング料金(税込) |
布団 | 4,400円 |
毛布 | 2,000円 |
タオルケット | 2,000円 |
敷きパッド | 2,000円 |
枕 | 2,000円 |
シーツ※単体は不可 | 1,100円 |
布団カバー※単体は不可 | 1,100円 |
不可 | 1,100円 |
「布団」のクリーニング料金は、掛け布団や敷き布団、シングル・ダブルなどのサイズに関係なく、一律料金です。
掛け布団、敷き布団のシングルサイズのクリーニング相場は4,500円程度になりますので、大きなサイズを利用する場合にはお得になりますね。
シーツ、布団カバー、枕カバーは単体では利用できませんので気を付けましょう。
布団にカバーがついている場合はミニクラ側が取り外すことはできないので、カバーの追加料金がかかるというシステムになっています。
このクリーニングは、保管中であればいつでも利用できます。
クリーニングが必要になったらマイページからアイテムを選択し申請するだけでOK。
きれいな状態にしてから保管したい場合は、はじめにクリーニング申請をするという使い方をしましょう。
来客用の布団など、きれいな状態にしてから使いたい場合は、クリーニングしてから取り出し申請をするという使い方もできますね。
また、ミニクラのクリーニングサービスは使い勝手が良いだけではありません。
上質な洗浄液だけを使っていたり、高い技術を持つシミ抜き職人が対応するなど、クリーニングの質にもこだわっています。
ただ洗ってもらうだけではあく、仕上がりの良さにこだわりたい方にもおすすめできるサービスです。
布団を預けながら、さらに質の高いクリーニングサービスも受けられる宅配トランクルームはなかなありません。
布団の保管だけでなくクリーニングも利用したいなら、ミニクラがおすすめですね。
クリーニングに関する情報はこちらの記事「 minikuraクローゼットのクリーニング評判をご紹介」もご覧ください。
クリーニングオプションを利用した方の口コミなどをご紹介しています。
注意点:クリーニングは約3週間かかる
ミニクラの布団保管のおすすめポイントは、クリーニングが利用できることですが、これには注意点がありますのでお伝えしておきましょう。
それはクリーニングに申し込んでから完了するまで約3週間もかかるということです。
宅配布団クリーニングはミニクラのサービスに限らず、長期間かかります。
クリーニング中はもちろん取り出すことができませんのでご注意ください。
「来客用の布団をクリーニングしてから取り出そう」などという場合は、時間に余裕をもってクリーニング申請するようにしてくださいね。
いつでもすぐにクリーニングしてほしいという方には向いていないですね。
スピード仕上げを希望する方は、ミニクラから布団を引き出した後に、店舗型のクリーニング店に持ち込んだほうが良いでしょう。
本の保管サービスを解説!文書溶解サービスがおすすめポイント
続きまして、本の保管サービスに関する情報をお伝えしたいと思います。
ミニクラは基本のボックスプランに加えて、本に特化したプランを用意しています。
- 本
- 楽譜
- ゲームソフト
- DVD・CD・MD
- カセットテープ
- ノート
- ファイル
こちらのアイテムが対象になります。それ以外の物は入れられませんのでご注意ください。
費用などの詳細は以下になります。
プラン名 | MONOライブラリー(写真撮影あり) | HAKOブック(写真撮影なし) |
月額保管料金(税込) | 495円 | 275円 |
サイズ | 42cm×33cm×29cm | 42cm×33cm×29cm |
アイテム数 | 上限なし ※20kgまで | 上限なし ※20kg |
箱単位取り出し料金(税込):1年未満 | 1,100円 | 1,100円 |
箱単位取り出し料金(税込):1年以上 | 無料 | 無料 |
アイテムごと取り出し送料(税込) | 356円+35円/点 | × |
文書溶解サービス | 550円/箱 | 550円/箱 |
このように本が預けられるボックスも布団プランと同じように2種類のプランに分かれています。
どちらもサイズは同じで、アイテム数も無制限。重さは20kgまでです。
布団プラン同様に、写真撮影の有無によって、料金が異なりますね。
本プランの場合は布団とは違いたくさんのアイテム数になるため、預けた物を把握しきれないでしょう。
1点ずつリスト化されると非常に管理しやすいですよ。
本やCDなどが1点ずつ写真撮影してもらえるので、一目で確認することができます。
自宅の本棚に詰め込んでいると、何がどこにあるかわからなくなってしまいますよね。
デジタル本棚で管理しておけば、いつでも本の在庫チェックができて便利ですよ。
スマホにデジタル本棚がほしいという方は、「写真撮影あり」のプランが良いですね。
また、「写真撮影あり」のプランにしておけば、必要な本だけ取り出せるメリットもあります。
箱ごとではなく数冊だけ取り出したいという方も、こちらのプランが向いていますね。
ただし、「写真撮影なし」プランは月額料金がぐんと安いので、アイテムごとの管理が不要であれば、安いほうを選びたいですね。
大量の本があってもリーズナブルに預け続けることができるでしょう。
おすすめポイント:文書溶解サービスで処分できる
ミニクラの本保管のおすすめポイントは、文書溶解サービスが利用できるところです。
ミニクラの他のボックスプランでも本やCDなどを預けることはできます。
しかし、溶解サービスを利用できるのは本プランだけです。
文書溶解サービスとは、本や書類などの紙類を専用処理施設で溶解処理するものです。
処理されたものは、トイレットペーパーなどの材料としてリサイクルされます。
基本的に紙類が対象になります。
具体的に以下のような物が対象です。
- ハードカバー書籍
- 雑誌・新聞
- パンフレット
- ダンボール、食品の化粧箱
- 紙製のファイル
- ファイルボックス
- トレーシングペーパー
- クリップ類、ゼムクリップ、ガチャダマ、ホチキスの針
- 綴じ紐
- 宅配便封筒、EMS (ビニール付きは不可)
- スティックファスナー
- 製本テープ (未使用ロールは不可)
- 付箋
- 複写用紙
- 履歴書(写真付き)
- 写真
- 窓つき封筒
- レシート
- シュレッダー済み書類
- OCRファイル
- テプラシール
- 処方箋の袋
- ポラロイド写真付きカルテ
このように、本や雑誌だけでなく、さまざまなビジネス書類も処分することができます。
書類を処分する場合は、シュレッダーや焼却処理という方法があります。
しかし、シュレッダーにかける場合には、クリップやホッチキスを1つずつ外す必要があるため大変ですよね。
溶解処分の場合はそのままでOKというメリットがあります。
再利用できるため、焼却処理よりも環境に優しい処理方法というところも良いですね。
一定期間保管すべき書類などを預けておき、保管期間が過ぎたら処分するという使い方がおすすめです。
本や雑誌の場合も、リサイクルできると思うと気持ちよく処分できるでしょう。
注意点:文書溶解サービスは1年以上経ってから
ミニクラの本プランでは溶解処理サービスが利用できるというメリットがあります。
しかし、このオプションには1つ注意点がありますのでお伝えしておきましょう。
それは、文書溶解サービスは1年保管することが条件になるということです。
1年未満の場合は利用できません。
預けると同時に処分したいという方には向いていませんのでご注意ください。
ミニクラの布団・本の保管プランのメリットデメリットを解説
ここまで、ミニクラの布団・本保管プランそれぞれのサービス内容やおすすめポイントをお伝えしてきました。
「布団や本に特化したプランだと何が良いの?」という疑問をお持ちの方も、布団保管プラン、本保管プランの良さがおわかりいただけたと思います。
さらにここからは、布団保管プラン、本保管プランのどちらにも共通するメリットデメリットをご紹介したいと思います。
「他社と違うミニクラのメリットは何?」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
布団・本保管プランの3つのメリット
まずは、メリットから見ていきましょう。
「保管環境が良い」「スマホで簡単手続き」「1年以上で送料無料」ということです。
メリット①保管環境が良い
まず、布団や本にとって良い環境で保管できるというメリットがあります。
ミニクラを運営する寺田倉庫は、管理が難しい美術品やワインの保管を手がけてきた会社です。
そのため、ミニクラで預かっている荷物も最適の環境で保管されています。
24時間365日、保管温度は10~28℃、保管湿度は40~65%を常にキープしています。
カビや虫などの被害を受けないような環境を保っているのです。
そのために1日2回チェックを行い、徹底した管理を行っています。
布団や本は湿気が大敵ですよね。
特に布団などの寝具は湿気がある状態で収納していると、すぐにカビが生えてしまいます。
それを防ぐためには、毎日湿気をとってから収納したり、定期的に天日干しをするなどのお手入れが必要になるため大変ですよね。
ミニクラに預けておけば、そのようなお手入れをするストレスがなく、きれいな状態で布団を保管することができます。
宅配トランクルームに大事な持ち物を預けるのは不安…という方にもおすすめできるサービスです。
自宅で保管するよりもきれいな状態を維持できるでしょう。
ミニクラの倉庫環境については、こちらの記事「ミニクラの寺田倉庫の保管場所、環境について」でさらに詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
メリット②スマホで簡単に手続きができる
ミニクラのメリットは、スマホ1つで手続きが完結することです。
スマホから申し込みをすると段ボールが届くので、それに荷物を詰めて配送業者に集荷してもらうだけでOK。
荷物が必要になった場合も、スマホで引き出し要請をすれば、また配送業者が届けてくれるのでとても便利です。
さらに、布団のクリーニングオプション、文書溶解サービスもマイページから簡単に利用できます。
面倒な手続きをできるだけ省きたい、スマホで好きな時間に手続きしたいという方は、ミニクラがおすすめですね。
仕事が忙しい方でも、すきま時間に無理なく利用できるでしょう。
メリット③1年以上で送料無料になる
さらにミニクラのメリットは、1年以上預けていると取り出し時の送料が無料になることです。
数ある宅配トランクルームの中でもこのシステムは稀です。
アイテムごと取り出す場合は有料になりますが、段ボールごと取り出す場合は送料を気にせず利用できます。
1年以上、取り出さずに預けておくという方は、ミニクラが向いているでしょう。
一般的に宅配トランクルームの1箱の取り出し送料は1,000円前後になりますので、何箱も預ける場合にはとてもお得になりますね。
布団・本保管プランのデメリット:取り出しには時間がかかる
メリットの多いミニクラの布団保管プラン、本保管プランですが、利用する際に、1つ注意していただきたいデメリットがあります。
それは、取り出しに時間がかかるということです。
ミニクラに限らず、宅配トランクルームは自分で荷物を出し入れすることができません。
配送業者が運んでくれる便利さがメリットなのですが、すぐに利用したい場合はそれが裏目に出てしまいます。
取り出し申請をした後、早ければ翌日に届くこともありますが、数日~1週間以上かかることもあるのでご注意ください。
特にミニクラは人気のサービスですので、取り出し依頼が多くて対応が遅れてしまうことも予想されます。
急な来客で布団が必要になる場合、急に寒くなって冬用布団が必要になる場合、仕事で資料が必要になる場合などもあるでしょう。
その場合にすぐに荷物が届かないかもしれないことは覚えておきたいですね。
ミニクラの布団保管、本保管は便利でおすすめ
(画像出典:minikura)
今回はミニクラの布団・本に特化した保管プランについてご説明してきました。
布団保管プランは、クリーニングんグが利用できる点が大きなメリットです。
本保管プランは、文書溶解サービスが利用できることがメリットと言えますね。
さらに、布団・本保管プランともに「保管環境が良い」「スマホで簡単に利用できる」「1年以上で送料無料」というメリットもあります。
布団や本の保管先をお探しならミニクラがおすすめ、という理由がおわかりいただけたと思います。
ただし宅配型という特徴上、すぐに荷物を取り出せないということだけは注意してくださいね。