NHKなどメディアで紹介されることが多く、信頼度の高いトランクルームとして知られているキュラーズ。
しかし、どんなに信頼できるトランクルームであっても、トラブルが起きる可能性がゼロではありません。
万が一の時に備えて、保険に入っておきたいという方は多いでしょう。
そこで今回の記事では、キュラーズの保険に関する情報をお伝えしたいと思います。
キュラーズは収納スペースごとに、火災保険と盗難保険がついているのが特徴です。
さらに、任意で加入することができる「安心パック」もあります。
「鍵の再発行無料」「夜間のトラブル時無償対応」「原状回復費用不要」がついているお得なオプションです。
はじめからついている保険内容を確認し、さらに必要に応じて「安心パック」をつけることをおすすめします。
そうすれば、安心してキュラーズを始めることができるでしょう。
キュラーズの保険内容が知りたい!安心パックはどんな補償サービス?
キュラーズに預ける物は、捨てても良い物ではなく、また使う予定のある大切な物ですよね。
キュラーズはセキュリティ対策が万全で、空調管理も徹底しているトランクルームなので、大事な荷物を安心して預けられるでしょう。
しかしながら、どんなに対策を講じていても万が一のトラブルは避けられません。
荷物が盗難にあったり、近隣で火災が起きるかもしれません。
また、あなた自信が鍵を紛失してしまうなどのトラブルを起こしてしまうこともあるでしょう。
そのような時に備えた保険について理解しておきたいですよね。
キュラーズの保険・補償に関して以下のような疑問がある方は多いのではないでしょうか。
キュラーズはどんな保険がついているの?
トランクルームにはもともとどんな保険がついているのでしょうか。
トランクルーム側が保険に入っている場合もありますが、自己負担で入る必要があるトランクルームもあります。
キュラーズはどのようなルールになっているのか気になりますね。
また、どんな保険に入っているのか、上限金額も把握しておく必要があります。
キュラーズの安心パックの補償内容は?
キュラーズには、任意加入の「安心パック」があります。
この補償サービスをつけるべきか悩んでいる方も多いでしょう。
補償内容と必要性をしっかり確認しておきたいですね。
このように、「もともとついている保険の内容」「オプションでつけられる補償の内容」について疑問がある方は多いでしょう。
次の章では、この2つの疑問を解消するための情報をお伝えしていきたいと思います。
キュラーズの保険について解説!火災・盗難保険加入で安心
まずは、キュラーズの保険内容について解説しましょう。
トランクルームの保険加入に関しては、さまざまなケースがあります。
利用者が保険料を支払うケースもあれば、保険料の一部を負担する場合もあります。
また、保険についてきちんと記載されていないトランクルームもあるので注意が必要です。
キュラーズの場合は、トランクルーム側が「火災保険」と「盗難保険」に加入しています。
収納スペース1つ1つに保険をかけているのです。以下が、キュラーズが案内している保険の内容になります。
支払い限度額 | BOXサイズ | 20万円 |
Sサイズ(0.4~0.8畳) | 40万円 | |
Mサイズ(1~1.6畳) | 60万円 | |
Lサイズ(2~3.3畳) | 80万円 | |
Sサイズ(0.4~0.8畳) | 40万円 | |
XLサイズ(4~6.5畳) | 100万円 | |
XXLサイズ(8畳以上) | 120万円 | |
保険目的 | 収納ユニットに保管されている財物 | |
支払いの対象と ならないもの(一例) |
①書画・骨董・美術品・宝石・貴金属など客観的な価値の算出が困難なもの | |
②現金・小切手・預貯金証書・有価証券など | ||
③ヨット・モーターボート・ボート | ||
④自動車(自動二輪、原付自転車含む) | ||
⑤食品、動植物、農林水産品など | ||
⑥収納ユニット使用規定で保管禁止になっているもの | ||
担保危険 | 保険の目的に生じた偶然な事故による損害(地震による被害を除く) | |
主な免責事由 | ①地震 | |
②自然の消耗または性質によるさび、かび、むれ、変質、変色など | ||
免責金額 | 1万円 ※1事故、1室あたり |
ちょっとわかりにくい部分もあるかと思いますので、項目ごとにわかりやすくご説明していきたいと思います。
支払限度額
まずは気になる支払限度額から見ていきましょう。
1事故1室に対する限度額となっています。
キュラーズはBOXサイズのプランから、8畳のタイプまで、幅広いプランが用意されているのが特徴です。
そして、そのプランに応じて支払限度額も設定されています。
他社の場合は、複数のプランがあっても「支払い上限額は50万円まで」というように一律になっているケースが多いです。
キュラーズはこのように細かく設定されているのが丁寧ですね。
また、8畳以上は120万円と高額になっています。
先日、手厚いサービスのトランクルームとして知られる「ハローストレージ」の補償金額上限100万円ということで話題になりました。
キュラーズはそれを大幅に上回っていますね。
保険目的
次に保険目的について見てみましょう。
保険目的とは、保険契約における対象のものを指します。
キュラーズの場合は「収納ユニットに保管されている財物」です。
ただし、収納ユニットに保管されている物ならなんでもOKではありませんのでご注意くだいさい。
次の「支払い対象にならない物」を見ておく必要があります。
支払い対象にならない物
キュラーズの火災保険、盗難保険では、対象にならない物がいくつかあります。
上表にある物が主になります。
特に①にあるような「客観的な価値の算出が困難なもの」には注意が必要です。
また、キュラーズはパーキング(月極駐車場)もあるのですが、自動車やバイクも対象外になっています。
荷物を預ける際に、対象になるのか迷う物があれば、コールセンターか店舗スタッフに確認しておくと安心ですね。
担保危険
次に担保危険についてご説明しましょう。
担保危険とは、保険契約においてカバーされる危険(事故)のことです。
「保険の目的に生じた偶然な事故による損害(地震による被害を除く)」としています。
注意すべきは「地震による被害を除く」ということですね。
火災や浸水などに対して補償されるものではありますが、地震によって起きた火災や浸水は補償対象外となりますのでご注意ください。
主な免責事由
次に免責事由についても見ておきましょう。
こちらは、保険契約において補償されないケースのことになります。
「地震」「自然の消耗または性質によるさび、かび、むれ、変質、変色など」となっています。
キュラーズの倉庫は空調設備にとって湿度と温度が管理されています。
カビなどが発生しないような湿度と温度に保たれているので、かびや変色などの心配は少ないです。
しかしながら、汚れが残っていた衣類はカビが生えてしまうこともありますし、古い書籍が変色してしまうこともあるでしょう。
そのような通常消耗の場合は、補償されないことは覚えておきたいですね。
免責金額
最後に免責金額について確認しておきましょう。
免責金額とは、被害があった時に自己負担しなければならない金額のことです。
1事故、1室あたり1万円となっています。
例えば、10万円の被害があった場合には9万円は保険会社が支払いますが、1万円は自己負担しなければなりません。
また、被害額が5,000円だった場合には、自己負担額が5,000円となり、支払われる保険金はないということになりますね。
キュラーズの保険まとめ
ここまで、キュラーズに保管されている物を対象にした火災保険、盗難保険についてご説明してきました。
まとめると以下になります。
- 利用するプランによって支払い上限額は20万円~120万円
- 収納ユニットにある財物が保険契約の対象
- ただし、支払い対象外も財物もあるので注意
- 地震やサビやカビなどの消耗は補償されない
- 被害にあった場合1万円は自己負担することになる
このような手厚い保険が無料でついているのは嬉しいですね。
保険内容を把握しておくと、安心して利用することができるでしょう。
しかし、キュラーズには任意加入の「安心パック」という補償サービスもあります。
次の章で詳しくご紹介したいと思います。
キュラーズの安心パックについて解説!万が一に備えられる
次にご紹介する補償サービスは、「安心パック」という任意のサービスです。
まずは概要をご覧ください。
月額 | 1,100円(税込) | |
補償① | セキュリティカード・鍵の再発行無料 | 通常:9,130円 |
補償② | 夜間トラブル時無償対応 | 通常:16,500円 |
補償③ | 退出時の現状回復費用不要 | 通常:実費 |
このように、少ない月額料金を払うことで、トラブル時に費用がかからないという内容です。
3つの補償について詳しくご説明しましょう。
①セキュリティカード・鍵の再発行無料
キュラーズを利用する際には、セキュリティカードと鍵を渡されます。
このセキュリティカードを使って店内に入り、鍵を使ってロッカーを開けることになります。
つまりセキュリティカードと鍵がないとキュラーズの店舗に出入りできなくなってしまうのです。
これを失くしてしまった場合にはどうなるのでしょうか。
- カード再発行:2,530円
- 錠の切断:5,500円
- 錠の付け替え:1,100円
このような対応をしてもらうことになります。
合計9,130円もかかるので、キュラーズ側に支払わなくてはいけません。
しかし、安心パックに加入していれば、この9,130円は丸ごと無料になります。
セキュリティカードや鍵は、気を付けていても失くしてしまうことがあるでしょう。
「今まで鍵などをなくした事がある」「鍵とカードをなくさないか心配」という方は、安心パックに入っておきたいですね。
②夜間トラブル時無償対応
キュラーズの店舗には店舗スタッフが常駐しているのが特徴です。
契約や見学などは、店舗スタッフが対応してくれます。
しかしスタッフがいる時間帯は10:00~17:00です。
キュラーズは24時間自由に出入りできますが、スタッフがいない夜の時間帯は無人になります。
そのため、キーの閉じ込めなどのトラブルがあった場合には警備会社が対応してくれることになります。
その場合は上表のような料金がかかります。
警備会社の人がわざわざ駆け付けてくれることを考えれば仕方ない費用と言えますが、ちょっと高額ですよね。
昼間は仕事があるから夜しか利用できないという方は多いでしょう。
しかし「荷物を夜に取り出したいけれど、店舗スタッフがいない時間には行きたくない」と億劫になるかもしれませんね。
ところが安心パックをつけておけば、この費用もかかりません。
夜間も安心して利用することができるでしょう。
③退出時の現状回復費用不要
最後にご紹介するのは、退出時の原状回復費が不要になるというものです。
トランクルームの利用を辞める時には、アパートなどを退出する時と同じように原状回復が必要になります。
壁や床が汚れてしまった場合にはきれいにする必要があるのです。
壁に穴があいてしまったら直す必要があります。
その場合は修繕費は利用者側が支払わなくてはなりません。
意外と高額になることも少なくないため、思わぬ出費になってしまうでしょう。
あんしんパックをつけておけば、このような費用もカバーしてくれます。
荷物が汚れていたために、床や壁を汚してしまうケースは実は少なくありません。
荷物の出し入れ時に壁を壊してしまう可能性もあるでしょう。
そのような失敗に備えて保険に入っておくと、気持の面で楽ですね。
キュラーズの安心パックがおすすめな人
ここまでキュラーズの安心パックについてご説明してきました。
「セキュリティカード鍵の再発行無料」「夜間のトラブル時無償対応」「原状回復費用不要」という嬉しい補償サービスです。
しかし安心パックを利用するためには毎月費用が発生します。
利用する際には、よく考えてから決めてくださいね。
安心パックがおすすめなのは、以下のような方でしょう。
- 鍵やカードを紛失したことがある
- キー閉じ込めをしてしまったこともある
- 夜間にキュラーズに出入りすることが多い
- 無人の店舗だとトラブルが起きた時に不安
- 汚してしまいそうな荷物を預ける予定
- 壁などにぶつけないように荷物を運べるか不安
- 何事も保険に入っていないと不安
このような方は、あんしんパックをつけたほうが安心ですね。
補償サービスをつけていないと、万が一の時に高額支払いが必要になるだけではありません。
いつも「鍵をなくしたらどうしよう…」などの不安がありながら利用することになってしまいます。
補償サービスをつけておけば「何かあっても大丈夫」という安心感があるので、より快適にキュラーズを利用できるでしょう。
キュラーズは安心パックと保険があるので安心して利用できる
(画像出典:Quraz)
今回はキュラーズの保険・補償についての情報をお伝えしてきました。
キュラーズは収納スペース1つ1つに火災保険と盗難保険をかけているので安心です。
上限額も高いので、大事な荷物を安心して預けられるでしょう。
しかし支払い対象外の物も多く、地震やカビなども支払い対象になりませんので、ご注意ください。
また、鍵やカードの紛失、夜間トラブルが起きた場合、原状回復に費用がかかる場合に備えた「安心パック」も利用できます。
こちらは有料オプションになり、任意ではありますが、検討して損はないでしょう。
キュラーズはトラブルが少ない安心できるトランクルームではあります。
しかし、保険・補償があることで、さらに安心して利用できるでしょう。